ごあいさつ

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  私はカウンセラーの仕事を、森深くの山小屋で木こりなどをしながら生活している人にイメージを重ねています。森の奥にいると、ケガを負っていたり疲れ果ててしまった旅人に出会うことがあります。まずはケガや疲れを癒していただくために山小屋の中に案内します。少し回復してきたところで、ここまでの道のりをゆっくりお伺いし、小屋の周りを一緒に散策したりしながら、今後どう進んでいきたいかも話し合ったりしてきます。しばらくして「ここから先はもう一人で大丈夫」となったら、旅立つところを見送っていく…。山小屋のような“日常から離れた静かな場所”で、ゆっくりとこれまでの歩みを振り返り、この先の進み方を一緒に考えるお手伝いができたらと願っております。

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 【カウンセリングの進め方について】

 

誰しも、苦手なことや、いつも繰り返してしまうパターンというのがあると思いますが、実はその背景には「トラウマ」が関係している可能性があります。

「トラウマ」と聞くと、災害や事故、虐待などを経験した人が受ける心の傷のように思われるかもしれませんが、必ずしもそういうものだけではなく、幼い子どもにとってはまだ理解できない状況がトラウマになることがたくさんあります。

誰もが大なり小なりトラウマを抱えているのです。

日常生活に支障がなければそのままにしていても良いかもしれませんが、このトラウマによって、自分が望んでいる人生が送れなかったり、そもそも望んでいることがわからなくなってしまうと、どう生きていったらいいかわからなくなってしまったり、生きる気力自体がなくなってしまう場合もあります。

 

 

これまで15年以上学生相談でカウンセリングを行ってきて、カウンセリングに来られるきっかけは様々でしたが、こうした「トラウマ」が影響している方がとても多く、そういった経験もあって、トラウマが起きるメカニズムや癒していくプロセスについて様々なところで学んできました。

当相談室では、トラウマなども含め、自分の中で何が起きているを知り、自分を癒していきたいという方のお力になれればと思っております。

 

 

基本的には精神分析的なアプローチを学んできましたが、箱庭やイメージ、ソマティックアプローチなど、クライアントさんの状況や希望に合わせて、色々と組み合わせて実施しています。

Asay & Lambert(1999)によれば、技法がクライアントさんの変容に影響を与える割合は15%程度で、「セラピーにおける人間関係」が30%も占めているそうです。

こころを癒していくためには、技法も大切ですが、何より安心・安全を感じられる関係性が必要です。

そうした関係性の中でカウンセリングを進めていくことを一番大切にしていきいきたいと考えております。

 

 

Asay,T.P.and and Lambert, M.J.(1999) "The empirical case for the common factors in therapy: quantitative findings', in M. Hubble, B.L.Duncan and S.D.Miller (eds), The Heart and Soul of Change: What Works in Thetapy. Washington, DC: American Psychological Associon, pp.33-55.